旧石器考古学文献案内

■■■「旧石器考古学辞典」
◆日本考古学の中でもとりわけ難解とされている旧石器の専門用語とその用法を定義、豊富な図版で解説する。旧石器時代を対象にした辞典の出版は日本ではじめて。国内外の遺跡、石器、技術、学説、理論、化石人類、分析法、年代測定法、地質、地形、火山灰、岩石、哺乳動物、古生態、学者(故人)にわたる765項目を収録。巻末には用語、遺跡、人名の五十音索引、旧石器を展示している全国の主な博物館施設の一覧も収録している。(注:旧石器発掘捏造事件を受け、改訂版を準備中)
◆体裁 B6判変型、244ページ
◆旧石器文化談話会編
◆学生社刊
◆定価 3,200円(税別)


■■■科学2月号(vol.71)■「検証=旧石器発掘捏造事件」(第一弾)
◆上高森遺跡,総進不動坂遺跡を舞台に発覚した旧石器発掘捏造.
 共同研究者はなぜ捏造を見抜けなかったのか,
 検証のために何が必要なのか,地域研究団体や考古学協会の課題は
◆内容
<特集■最高エネルギー宇宙線をとらえる>
(詳細省略)
<検証=旧石器発掘捏造事件>
科学の目
 日本考古学協会の課題は何か―その1 矢島國雄
 前・中期旧石器を検証する
  ―地域研究団体は訴える 渋谷孝雄
リサーチ
 石器の産状は何を語るか
  ―検証の一歩前進のために 菊池強一
 ねつ造を見抜けなかった責任と検証 鎌田俊昭
◆「今月の科学から114」より
 <旧石器発掘捏造をなぜ見抜けなかったのか> 
・石器とそれを含む地層との間には褐鉄鉱などからなる薄い膜が発達する.発掘の際には,注意深くそのような石器の産状を観察・記録する必要がある.いっぽう,藤村氏が発掘した石器に,農耕具の接触によって付着したものと同様の“黒い条痕”がみられる(菊池強一氏,p.160).
・石器の産状の十分な観察をおこったたために捏造を許してしまった.その責任からは逃れられない(鎌田俊昭氏,p.166).
・藤村氏が宮城県などで20年以上にわたって発掘にかかわってきた遺跡や石器が,すべて黒かグレーになってしまった.検証発掘が必要だ(渋谷孝雄氏,p.118).
・日本考古学協会は,混乱する前期・中期旧石器問題の検証と学問的整理のための特別委員会の準備会をたちあげた(矢島國雄氏,p.115).

◆岩波書店刊(2001)
◆体裁 B5判210ページ
◆定価 1,238円
◆電話 
 (岩波書店営業部ブックオーダー部)

■■■季刊考古学第74号「特集・前期旧石器文化の諸問題」
■前期旧石器とは何か?
■―旧石器遺跡ねつ造事件から今後の研究方向を探る―

◆内容
<特集>前期旧石器文化の諸問題
口絵・中国の前期旧石器文化
口絵・九州の中期旧石器文化
旧世界の前期旧石器文化をめぐって 藤本強
前期旧石器時代の様相
 層位と年代 早田勉
 年代測定 長友恒人
 植生と環境 杉山真二
 哺乳類 河村善也
各地域の研究状況
 中国 佐川正敏
 朝鮮半島 絹川一徳

 ヨーロッパ 小野昭
 内陸および北アジア 梶原洋
 九州における中期旧石器時代の石器群 橘昌信
旧石器遺跡捏造事件へのコメント
 斎藤忠・馬場悠男・織笠昭・山口敏・
  山中一郎・鈴木忠司・松藤和人・甘粕健・大塚初重
 所謂「捏造事件」をめぐって―型式学的考察― 林謙作
韓半島出土剥片尖頭器の特徴と編年 張龍俊
<最近の発掘から>
推古朝前後に造られた双室墳
 ―奈良県植山古墳― 濱口和弘
◆雄山閣刊(2001)
◆体裁 B5判102ページ
◆定価 2310円
◆電話 (雄山閣)


■■■「シンポジウム:前期旧石器問題を考える―発表要旨―」
◆宮城県上高森遺跡第6次発掘調査と北海道不動坂遺跡第3次発掘調査における旧石器発掘捏造事件の発覚を受け、文部省科学研究費特定領域研究「日本人および日本文化の起源に関する学際的研究」考古学班が2001年1月21日に東京都内で開催したシンポジウムの発表要旨。
◆内容
 学問の客観性 佐原真
 日本の旧石器と「前期旧石器」問題 小田静夫
 「前期旧石器」の検証 春成秀爾
 「前・中期旧石器」問題の展望 岡村道雄
 「前期旧石器」と日本の更新世人骨問題 馬場悠男
 日本の「旧石器時代人骨」の年代 松浦秀治
◆国立歴史民俗博物館春成秀爾研究室編(2001)
◆文部省科学研究費補助金特定領域研究
 「日本人および日本文化の起源に関する学際的研究」主催
◆体裁 A4判79ページ
◆定価 600円(税・送料別)

■■■第14回東北日本の旧石器文化を語る会予稿集
◆に福島県会津若松市で開催された「第14回東北日本の旧石器文化を語る会」の予稿集。23日午前に発表された後期旧石器時代遺跡の発掘調査成果について。
◆内容
・後期旧石器時代の調査
 (宮城県野田山遺跡、福島県大谷上ノ原遺跡、福島県江平遺跡、福島県笠石遺跡、山形県懐ノ内F遺跡、山形県上ミ野A遺跡)
◆東北日本の旧石器文化を語る会編(2000)
◆体裁A4判50ページ
◆定価 1,000円


■■■第14回東北日本の旧石器文化を語る会資料集
■■■―前・中期旧石器の検討―

◆に福島県会津若松市で開催された「第14回東北日本の旧石器文化を語る会」の資料集。宮城県上高森遺跡第5次調査と北海道不動坂遺跡第3次調査での石器発掘捏造事件を受けて開かれた前・中期旧石器の検討会のために作成された資料集成。
◆内容
・北海道の前・中期旧石器遺跡の発見と調査の経過
 (不動坂遺跡・下美蔓西遺跡・
 天狗鼻遺跡・美葉牛遺跡)
・北上川中流域の旧石器時代遺跡群
 (柏山館跡・峠山牧場1遺跡A・大渡2遺跡・金取遺跡
 ・北上川中流域の旧石器文化とその層準)
・岩手県ひょうたん穴第6次発掘調査の成果について
・宮城県における旧石器時代前・中期の変遷
・宮城県上高森遺跡第6次発掘調査成果
・宮城県柏木B遺跡
・前・中期旧石器の検討-宮城県-
 (山田上ノ台・北前遺跡・座散乱木遺跡・
 中峰C遺跡・馬場壇A遺跡・高森遺跡)
・発掘調査成果の概要
 (袖原3遺跡・上高森遺跡・ひょうたん穴遺跡
 ・中島山遺跡・一斗内松葉山遺跡)
・前・中期旧石器の検討-富山遺跡出土石器-
・福島県の前・中期旧石器時代
・群馬県の前・中期旧石器の再検討
 (下川田入沢遺跡・入ノ沢遺跡・桐原遺跡)
◆東北日本の旧石器文化を語る会編(2000)
◆体裁A4判240ページ
◆定価 2500円


■■■シンポジウム「日本の考古学」第1巻
■■■「旧石器時代の考古学」

◆旧石器時代研究に対する多角的な問題提起
◆出席者 岡村道雄 松藤和人 木村英明 辻誠一郎 馬場悠男
◆網野喜彦・大塚初重・森浩一監修
◆学生社刊(1998)
◆体裁 A5判354ページ
◆定価 2400円(税別)


■■■芹沢長介先生傘寿記念国際シンポジウム予稿集
■■■早水台から上高森まで
■■■―世界から見た日本列島の前期・中期旧石器時代研究―

◆1999年10月に東北福祉大学において三日間にわたり開催された標記の国際シンポジウムの予稿集。日本旧石器研究の回顧と展望、年代測定と古環境、日本列島の前期・中期旧石器研究、近隣諸国の前期・中期旧石器研究の現況、北を回る人類の移動、ユーラシアの西からの視点、新しい視点からの旧石器研究のテーマで、総勢36名の発表者(うち海外発表者21名、誌上参加含む)がさまざまな視点から、前期・中期旧石器時代の研究成果を報告。
◆芹沢長介先生傘寿記念国際シンポジウム実行委員会編(1999)
◆体裁 A4判並製本、267ページ。
◆定価 3000円(郵送料込)
◆みやぎ文化財発掘出土情報販売取次品 注文


■■■「ひょうたん穴遺跡発掘調査報告書T(概報)」
◆ひょうたん穴遺跡は岩手県下閉伊郡岩泉町の石灰岩地帯にある国内最古の洞穴遺跡。1995年からひょうたん穴遺跡調査団により旧石器時代の人骨発見を目指して調査が続けられている。1999年までの5次にわたる調査で、中期旧石器時代の石器や獣骨が発見された。
◆東北旧石器文化研究所・東北福祉大学考古学研究会編(1999)
◆体裁 カラー口絵2ページ、本文写真21ページ
◆定価 2,000円(送料210円)

◆みやぎ文化財発掘出土情報販売取次品 注文

 
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